名古屋市中村区岩塚の七所社の祭礼で、毎年旧暦の1月17日に行われているのが尾張三大奇祭きねこさ祭り。 2020年は2月10日に開催されます! ちなみに他2つの奇祭は熱田神宮の「歩射神事」、国府宮の「はだか祭」です。
2020年のきねこさ祭りの詳細など
「きねこさ祭」とは、祭りに使用する祭具のきね(たて杵)とこさ(杵か らこすり落とした餅の意)が由来とされています。。別名は「御田祭り」ともいわれ、子孫繁栄、天下太平、五穀豊穣などを祈念し て行われる祭礼として有名です。また、厄除けのご利益があるとされています。
主役となるのは役者と呼ばれる12名の男性たちで、後厄の男性10名と子役2名の構成です。役者になる方は、神社内の社務所で3日間の潔斎を経て当日を迎えるのだそう。
まずは極寒の庄内川に役者たちが入り、川の真ん中で竹を立て一人上がって竹の折れた方角で吉凶を占います。 まだまだ水が冷たい時期なので、役者の方も大変そうです。
その後は古式行列が行われ、神官、役者、氏子たちが伝統衣装を身にまとい参道を練り歩きます。 本祭や厄除け神事も行われます。ここでは、役者が持つ祭具に触れると厄除けになると伝えられているので、役者は祭具で参拝者を叩いて厄払いをします。叩くという行為が不思議な感じがしますね。
その後は、奇祭という感じの厄除け神事です。 厄年のグループを中心にお尻などを叩かれようと役者たちに群がる激しいシーンも見どころです。
おそらくここがお祭りのクライマックス。 昔ながらの様式を残した祭りとして、名古屋市無形民俗文化財にも指定されたお祭りです。
祝日に開催されるので、お近くの方は見に行ってみてはいかがでしょうか。
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