名古屋城の本丸御殿の第2期公開が6月1日から始まりました。
本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ、国宝に指定されていました。
その立派さは、現在国宝になっている京都二条城の二の丸御殿と並ぶものでしたが、昭和20年戦火で消失してしまいました。
そんな本丸御殿を復元しようと、名古屋市が150億円の費用をかけて取り組んでいるプロジェクト。工期を3期10年で完成させると言われ、今回はその2期目にあたります。
公開されたばかりの今、たくさんのお客さんが来ていてとても賑わっていますよ。
2期公開は対面所、下御膳所の公開
1期は玄関などの公開でしたが、狩野派の絵師による絢爛豪華な障壁画に圧倒されました。 2期目は対面所までで、対面所とは車を乗り入れる場所ということで、このあたりまで見ることができます。

障壁画は吉田神社の「風俗図」などが飾られています。風俗画とは、当時の庶民の生活が描かれたもので、藩主と身内などの内々の対面・宴席の場として使用されていました。
次之間と言われる部屋の風俗画は、初代藩主義直(徳川家康の9男)の正室・春姫の故郷である和歌山を描いた可能性があると言われていて、両人の婚儀がこの対面所で行われたとも考えられているそうです。
御三家といえば、尾張、紀州、水戸の徳川家で、和歌山=紀州徳川家からのお嫁入り。
さぞかし豪華な婚儀だったのでしょうね。
他にも名古屋城は山本家の味噌煮込みなどの銘店がで店を出していたりするので、歴史に興味がない人も十分に楽しめます。


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