日本遺産の町並み 有松
名古屋市緑区の「有松」と聞けば、真っ先に「有松絞り」が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。糸で縛った木綿を草木の染料で染める有松絞りは、江戸時代に尾張藩が奨励の元、名古屋市緑区有松町・鳴海町周辺で発展した全国的に有名な名古屋の伝統工芸品です。そして現在でも国産絞り染めの9割を占めているそうです。
有松絞りの街として知られる名古屋市緑区の有松町周辺の旧東海道沿いには、現在でも江戸時代からの歴史的町並みが残されており、国の伝統的建造物群保存地区に選定されています。さらに、2019年には「藍染が風にゆれる町 有松」のキャッチフレーズとともに文化庁の「日本遺産」も認定されました。
まずは「有松・鳴海絞会館」から
有松町並み保存地区は名鉄有松駅から徒歩数分の距離にありますが、自家用車の場合は町並み保存地区内の「有松・鳴海絞会館」のすぐ隣にある駐車場を利用できます。
写真の右の建物が絞会館です。駐車料金が無料なのが嬉しいですが、休日は混雑します。
「有松・鳴海絞会館」は、昭和59年に有松絞商工協同組合により設立された資料館で、有松絞りの歴史や技術を紹介しています。
1階では有松絞りの商品が販売されています。有松絞りのマスクが人気のようです。涼しげで夏にはぴったりですよね。
2階は展示室(見学は有料)で有松絞りの技術や絞製品に関する資料が展示されています。時間帯によっては有松絞り職人の実演が見学できます。
展示室の隣の部屋では絞り染めの体験ができます。体験はハンカチからエプロン、そしてテーブルセンターなどのメニューがあります。毎年6月の第1土曜日・日曜日には「有松絞りまつり」が開催されるのですが、今年は中止。今は七夕飾りの短冊用の布を染めるというイベントが開催中でした。時間はあまりかからないということなので、参加することに。
手順は簡単。白い布を三角形になるように折り畳んでいき、三角形の板に輪ゴムで固定させます。
その後、染料の入った桶に30秒ほど漬けます。三角形の板を外して布をすすぐと模様が出てきます。
乾かしてできあがり!費やした時間は15分ほどで、小学校低学年の子どもでも十分楽しむことができました。
今回染めたのは木綿の手ぬぐいとハンカチです。ハンカチはお土産として持ち帰ることができ、手ぬぐいは、後から細く切って七夕飾り用の短冊に使われるそうです。
今に残る伝統的建造物の数々
絞会館を出た後は、国・愛知県・名古屋市の文化財に指定された建物が並ぶ歴史的町並みの散策開始です。江戸時代から昭和の初期にかけて建てられた商家が残されています。
建てられた時代により、様式が少しずつ異なりますが、町並みは全体的に統一されていて違和感がありません。
旧商家や古民家を改装したレストランやカフェ、有松絞りの製品を販売するお店が集まっています。
歴史的建築物が残る町並みの向こうに小さく見えるのが、環状線道路です。環状線があったり、自動車が停まっていたりと歴史と現在が共存する不思議な風景です。
有松山車会館
有松のもう1つの名物は山車です。
こちらが「有松山車会館」です。有松には三輌の山車がありいずれかがこの山車会館に展示されています。
毎年10月第1日曜日には山車まつりが開催され、からくり人形を乗せた山車が町内を練り歩きます。
歴史的町並みが残る旧東海道は距離としては800m程度で、子どもでも気軽に散策することができます。
絞染めの体験をはじめ、情緒あふれるお店巡りも楽しいです。ただし旧東海道は生活道路であり、観光客向けの歩行者専用道路ではありませんので、特にお子さん連れの方は、車に十分ご注意ください。
※新型コロナウイルス感染症の対応に伴い、施設が閉鎖や一部使用できない可能性があります。 詳しくは該当施設の公式HP等をご確認ください。ご利用の際は、各自治体の方針に沿ってご利用ください。
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