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2020/03/ 9(Mon) このエントリーをはてなブックマークに追加

想いを知ると味わい深い!稲沢市の「桜ネックレス」の歴史

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日本気象株式会社から2020年の開花予想が発表されました。


東京が3月15日ともっとも早く、次は名古屋で3月18日。
西へ東へと順次開花していくとのこと。

暖冬の影響で、東京で最も早い開花だった2002年、2013年の3月16日よりも1日早く、観測史上もっとも早い開花となる予想とのこと。

今年の満開は3月中となりますね。 イベント中止が相次ぐこの時期、散歩しつつ桜を楽しむことはできるかもしれません。

稲沢市の有名な桜の名所「桜ネックレス」。 これは平和町域日光川桜づつみ・須ヶ谷川桜づつみなどをソメイヨシノの他、貴重な品種が約60種類含む約1400本の桜が一体をつなぐ美しい光景が見られるスポットです。



早いもので3月上旬に咲く琉球寒緋桜から、遅いもので5月上旬に咲く奈良八重桜と長い間数多くの品種を楽しめることで有名です。そのあゆみを稲沢市のサイトで見つけ、読んでみると素晴らしい歴史がありました。
ざっくりですがまとめてその歴史をご紹介します。



桜の町にしたいという強い想い

旧中島郡平和町は、日光川、三宅川、領内川の三川が流れ、町を川が囲むという暮らしをしていました。 地域にとって川は身近な存在でしたが、戦後に入り、川の水の汚染が目立つように。 すると人々の意識も離れていくようになります。


もう一度川を身近な存在にしてほしいという住民の思いから、昭和30年代半ばに三宅川の左岸堤に3キロに渡って桜を植樹しました。その桜の成長を見て、昭和42年には日光川にも桜の植樹を行います。
その桜が育ち、桜まつりも行われましたが昭和48年のオイルショックにより4回で中止となってしまったそうです。



さらに昭和51年9月、記録的な猛威をふるった台風19号により、地域も大変な被害を受けてしまいます。
当時は堤防が決壊寸前となるほど、驚異にさらされた平和地域。そこで防災対策として堤防の工事が行われることとなり桜が伐採されてしまいます。


しかし「もう一度、平和を桜の町に!」という機運が住民の中で高まり、昭和61年に川の桜づつみをネックレス状に形成しようという「桜ネックレス」構想ができます。

1・旧平和町支所前から日光川まで

2・日光川を下流へ須ヶ谷川まで

3・須ヶ谷川両岸を平和中央公園まで


この3つを合わせて、総延長約2,800mを桜並木でつなぐ、大プロジェクトが立ち上がりました。
しかし追加の河川工事や桜の育成など問題が立ちはだかり、こちらも一筋縄では行かなかったようです。

その問題の一つが、オイルショックで中止になってしまった昭和40年代のソメイヨシノが河川工事のため、伐採されてしまうということ。


なんとか桜を救いたいとい思いで、日本の桜を守る「桜守」の第16代佐野藤右衛門さんにアドバイスを求めます。
なんとか5本の桜の移植に成功、そして珍しい品種の桜も植えるなど、紆余曲折を経て今の桜ネックレスとなったそうです。

ちなみにその移植で救われた桜はまだ2本残っているそうです。 3本はバーベキューの灰により枯れてしまったとのこと。

桜の下でバーベキューは気持ちがいいでしょうけど、桜にとっては良くないものなのですね。

桜は植えれば花が咲くなどという単純な話ではないこと、この美しい光景のためにたくさんの方が尽力した。 そんな思いを感じながら「桜ネックレス」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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