はだか祭は、稲沢市の国府宮神社に1200年以上前から伝わる伝統の神事。 何も身につけていない「神男」に触ることで厄払いができるということで、裸男たちが儺追殿に入る神男を触ろうと勇壮にぶつかり合う尾張三大奇祭のひとつ。
2020年、令和初のはだか祭は、最高気温は4.9度とこの冬一番の寒さでした。
開催日の2月6日は平日にも関わらずはだか男は約8000人、参拝者は約20万人というにぎやかなお祭りとなったようです。
令和初のはだか祭り
当日は朝の5時からの一番祈祷で始まります。 令和初の神男の下園将平さん、神男経験者でつくる鉄鉾会員が一番祈祷を行いました。朝早いにもかかわらず、祈祷の受付所や授与所には100人近い参拝者が列をつくっていたそうです。
朝一番の祈祷はご利益もたくさんありそうですよね。
午前中は稲沢市のボーイスカウトの子供たちが、令和初のササを奉納するため参道入りまします。子供だからといって容赦なく、寒空の中冷水を浴びせられ、「ワッショイ、ワッショイ」と元気な掛け声で奉納しました。
午後になると、願い事を書いた布を結んだ「なおい笹」を本殿に奉納すべく、各宿から裸男たちが神社へ出発。その間、沿道の参拝客たちになおい布を配るなど、裸男と参拝客の交流が見られました。 なおい布は縁起の良いものとされています。
こちらの記事でも当日の詳細がレポートされています!
夕方、神男が参道に入ると手桶隊から冷水を次々に浴びせられる裸男たち。裸男の体からモワモワと蒸気が立ち上がり、祭りはクライマックスに近づきます。神男や裸男たちが楼門になだれ込み、もみくちゃになりながら神男は儺追殿に無事に入ることができました。
このあと神男の神事は続き、夜中皆の厄を捨ててそっと一人で帰路につくという儀式があります。
体力的にも気力的にも大変なお役目。それでも沢山の人の厄を背負い、払うという大役を務めていただいたことは本当にありがたいことですね。
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