岡崎市にある旧本多忠次邸は、徳川四天王と言われた武将・本多忠勝の子孫の邸宅。もともとは東京の世田谷区の敷地約7,100平方メートル内に建てた住宅と、壁泉の一部を移築し復原したものです。
彼が36歳の時、敷地選定から建築基本設計を手がけ、約1年の時間をかけて完成させた邸宅です。スパニッシュ様式を貴重とした木造2階建ての洋風建築で、今ではなかなかお目にかかれないような素敵な邸宅です。そんな旧本多忠次邸で、7月15日まで「涼月祭」が開催されています。 ワークショップや展覧会など、心豊かになれそうなイベントがありますよ。
レトロな邸宅の魅力が際立つ展覧会やDVDの上演
まずは展覧会です。岡崎市出身で、国内外で活躍する美術家の松岡徹さんの展覧会「時のスキマの不思議なモノたち」が開催中です。レトロな洋館の隙間からひっそり覗くオブジェなどを見ることができます。
いつもの邸宅とはちょっと違う印象を持てるような、楽しい展覧会なのではと思っています。
そのレトロさをより味わえるDVD上映会では日本の古典「雨月物語」の上演があるそうです。しっとり雨のなか、美しい日本の怪談話を鑑賞できますね。さらに雨やレトロが似合う「蓄音機演奏会」は7月13日と14日に開催。本多忠次の時代もこうして蓄音機で音楽を楽しんだのでは？と想像できますね。
抹茶のふるまいや苔テラリウムワークショップ
普段は飲食ができませんが7月6日の10時から抹茶の振る舞いがベランダにて行われます。先着100名のみなので、気になる方は早めに行くのが良さそうです。
また、11日は「苔テラリウム」のワークショップが開催されます。ハーバリウムの苔版で和な雰囲気がとっても素敵です。材料費は3000円かかりますが、教えてもらいながら作れるので失敗しなさそうですね。
邸宅の昭和レトロな雰囲気がより楽しめるイベント。レトロ建築や雰囲気が好きな方は特におすすめです。
