2020年の大河ドラマ、『麒麟が来る』は、明智光秀を主人公とした物語。 現在は美濃を中心としたストーリーが展開中です。 特にドラマの最後に出てくる史跡の紹介は、地元の史跡が登場していてワクワクしますね。
今回はその史跡紹介で取り上げられた「津島湊」を紹介します。
織田家の財政を支える貴重な湊
津島湊の石碑があるのは、天王川沿い。
織田信長も見物したという7月の津島天王祭が行われる場所です。
約500年前、この辺りは300mほどの広さの川幅があったとのこと。
津島神社への参拝のためにたくさんの船が行き来し、天王橋(幅三間、長さ七十二間)が架けられ、港町・門前町として賑わっていたそうです。
貿易が行われ、市場ができ非常に経済的にもうるおいます。
商都津島を支配した勝幡城の織田家の重要な拠点であったことが伺えますね。
当時も参拝客がたくさん訪れたという津島神社の建物は、重要文化財指定されているものが3つあります。
国の重要文化財は2つで本殿と楼門。本殿は徳川家康の4男の正妻(井伊直政の娘)で、楼門は豊臣秀吉の寄進です。
県の重要文化財に指定されているのは南門で、豊臣秀頼寄進とされています。
名だたる武将たちが寄進するほど重要な神社として、信仰されていたことがわかります。
疫病や厄難災除けのご利益があると言われ、今でも多くの参拝客が訪れています。
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