中秋の名月を楽しむイベントが各地で開催されますが、一宮市の真清田神社でも観月祭が行われます。 2019年は9月13日に開催です。
ただ月を鑑賞するだけではなく、短歌とゆかりのある真清田神社では真清短歌会により、預選歌が神前にて披講されます。 短歌と月見を楽しんで、いつもと違う雰囲気の月見が味わえそうですね。
短歌にゆかりのある神社
毎年4月1日に執り行われる短冊祭では献詠歌を募集しており、その預選歌は観月祭同様神前での披講式にて披講されることになっています。
まさに観月祭はその予選の歌が神前でお披露目されることになります。
真清田神社の短歌の歴史は遡ること平安時代から。
貴族であり、歌人の紀貫之が勅使として参拝した時に「勅撰和歌集」の完成の祈願をしたという伝承が神社にはあります。
また有名な「十六夜日記」の阿仏尼の歌や、尾張国司としてこの地に赴任した大江匡衡の妻・赤染衛門の歌が伝わっているのだそう。
赤染衛門といえば、小倉百人一首の中にも歌があるのでご存知の方もいらっしゃると思います。
「やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな」
記念の石碑が神社の中にも立っています、
また稲沢市にも夫と共に稲沢に訪れ、その際に、衣をかけたといわれる松があったとされる場所に「赤染衛門歌碑公園」がありますね。
観月祭は戦後から始まったもので、神社の復興を願って行われるようになったのだとか。
今年は9月13日の18時から本殿で開催となります。
風流なイベントに興味のある方におすすめです。
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